第 5 章 スコープと制御文

本章では制御文について説明します。今までの概念に加えて制御文を理解する事で、いよいよプログラムらしいプログラムを記述する事ができるようになります。また、「C++での制御文の記述法」自体も大切な知識ですが、その概念である「制御を行うための考え方」もとても大切です。この章で学ぶ概念は、C++言語以外のプログラミング言語でも大抵通用するような概念となりますので、一度通して読んで見て、理解できなければ、しっかりと理解できるまで読み直す事をお勧めします。しかしかと言って、その概念も理解してしまえばとても単純なものなので、そこまで気を張る必要はありません。
この章では以下のような流れで説明していきます。


  1. スコープ
  2. if文
  3. for,range-for文
  4. while文
  5. break,continue文
  6. switch文
  7. goto文